プロの所作

くにちゃんが１か月前からめまいが治らない。いわく、ストレスよ～、とか、中耳炎よ～と、勝手な素人診断で、絶対に医者に診てもらわない。だって医者嫌いなんだも～ん！と強弁。そんなくにちゃんを説得しても無駄なのです。がんこだからさ。

そんなくにちゃんが、数日前、ついに近所の耳鼻科に行くが、診断に納得がいかず、土曜日午前中、独りでちょっと離れたところにある別の耳鼻科へ行く。
そこで点滴をしてもらいめまいも消失したが、原因はよくわからない。

念のため脳神経外科でも診てもらった方がいいと言われ、自分もこの際ＣＴとってもらうかな、と思ったらしい。そういえば１か月前に頭を強打したとか、そういえば、１か月前にもの凄く頭痛が続いたことがあったとか、あいまい供述もあり。

で、無理に、仕事でお世話になったことのある、もとい大変お世話になっている脳神経外科のドクターに、すごく忙しいところを無理に入れ込んで診ていただいた。

ドクター、短時間の限られた瞬間に、あらゆる神経学的検査をし（瞳孔・振動確認・平衡感覚・ほかにもいろいろ）、ＭＲＩや頸動脈の画像診断もし、くにちゃん、異常所見なしでした。わずか、動脈瘤か動脈か区別のつかない所見があって、除外が必要だろうとおっしゃった部分があっただけ。

その所作、無駄のない説明（くにちゃんがどれだけ理解したかは別として）は見事でした。
原因も症状も、耳鼻科ではサッパリわからなかったのが、当ドクターは一瞬にして診断し、その説明に私も納得しました（ついでにそのめまいに関するパンフレットや説明書まで下さった）。



・・・以下愚痴。
くにちゃん、診察中ずっと、まあ～あ～。はい。まあ～。はい。まあ～はい。の連続で１００回くらい言っててうるさかった。黙って先生の話を聞けって。そんな口にだす前に、黙って説明を頭にたたき込めばいいのに、本当にわかってんのかな。
し・か・も、診察室に入るやいなや、「まあ～今日はお忙しいのに無理を申してすみません～。娘がどうしても、今日、診てもらえっていうものですから・・・・」といいたれ。
さ・ら・に、診察室を出るときにも、「今日は本当にスミマセンでした・・・娘が、どうしても、今日今すぐでなければだめだと申すものですから、何ともないのに・・・・」とまでいいたれ。２回もくどい！なんか、私が勝手に強引に連れてきたみたいやんか。私だって、平日は忙しいから今日くらいしか同伴できんのじゃ！自分だけええカッコすんな！


くにちゃんが無事なのは何よりだったが、ものすごく不快だった。
どうせくにちゃんに言っても伝わらないだろう。


ＰＳ　待合室で約２時間待ったし。

以上、終わり。